霜月の砂時計

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脇目も振らず仕事をして午前3時。何とか目途が付いたので、息抜きにブログを書いている。土曜日だというのに、外から物音一つ聞こえない夜は静かすぎて不気味なほどだ。窓を開けたら微かにコオロギの鳴き声。木の葉を染めて深まる秋は、もう冬支度を始めているのだろうか。

クリーニング屋さんに預けていた冬物の衣類が届き、ビニール袋からセーターを取り出した。温かな手触りが促すのは、これを着て去年はどこに行き、誰に会ったっけ?と記憶を辿ることだ。真っ赤なカシミアのカーディガンは今年も着られるかしらと、鏡に向かって顔映りをチェック。年齢と逆比例して派手な色が恋しくなったようだ。

あと2ケ月を切った2015年は一日一日が砂時計。
働かなくちゃ、健康にならなくちゃ、みんなを幸せにしなくちゃ。
やり残したことが多すぎたのに気付いてから、砂の落ち方が急にゆっくりになった。

今日が終わる。マグカップのミルクティーを飲みながら、何となく幸せと思えることは「日々是好日」なんだろう。もう随分ご無沙汰していた便箋に向かって、拙い字で誰かに手紙を書きたくなった霜月である。

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