イタリアン3兄弟

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3日連続の引越しシリーズ。早朝4時まで頑張った甲斐があり、11時半には業者のトラックに荷物を積み終わった。
逗子で1時半に集合の約束をして、第三京浜、横々道路の追い越し車線をかっ飛ばす。
こんなに青空な夏日和なのだから、ランチは小坪のピッコロヴァーゾでイタリアン。
よーし、30分は時間を稼ごう。

今日のピッコロは、風を入れてオープンテラス。月曜なのに地元客で満席だ。
「空いてる?」と飛び込むと、オーナーのH氏から「もうすぐあそこが空くから」とヒソヒソ声のOKを貰った。
「アサリと小松菜の塩味パスタ」をオーダーする。

しばし待っていちばん窓側の席に陣取った。すると右斜め上から只ならぬ気配が・・(・_・;)
ほら、写真の真ん中辺にモヤモヤっとしたものがあるでしょ?

つばめ1

そこにヒラリと、眼にも留まらぬ速さで黒い影が飛んでくる。
「ピチュピチュピチュピチュ!!!」
けたたましい騒ぎの主は赤ちゃんツバメ3兄弟。黄色い口ばしを一斉に開いて、親ツバメの運んでくれる餌を求めていたのだ。イタリアンレストランにツバメの巣なんて初めて見た。

つばめ2

親ツバメが戻ってくるのは5分に1回ぐらい。
餌にありつける確立は3分の1だし、時々は通り過ぎるだけのフェイントもかます。
人間の3つ子だったら平等にミルクを与えられるだろうに、鳥の世界は生まれながらにして競争が激しい。

観察しているうちに熱々のパスタが目の前に。
3兄弟のハミングに合わせて、私も食欲がそそられる。

ピッコロヴァーゾ1

オーナーの黄色いバイク越しに、背の高いパームツリー並木。このレストランの窓枠は額縁のようだ。
昔よく買っていたFM STATIONの表紙みたいな色彩が、これからの私の風景になる。

ピッコロヴァーゾ2


さあて荷物をどう解こうかと腕組みをしていたら、秋谷の友人から電話。
「もうこっちに来てるの?ちょっとだけご飯食べに行かない?」

夕暮れの海に面した葉山マリーナ、「青羅」のチャイニーズを食べに行った。さすがにツバメの巣はオーダーしなかったけど・・^^;
ビールに続いて紹興酒まで飲んでしまい、あーあ、ちっとも片付きません。

コメント

  1. 亀吉 より:

    今度M学の3バカが揃ったら、コーヒーを1杯だけ出してみよう。

    FM STATIONの表紙みたいな色彩・・・
    まさにその通りだね。
    いいな、いいな・・・

    私の風景は隣のビルの壁です。

  2. こまちゃん より:

    >FM STATIONの表紙みたいな色彩

    まさにスズキエイジンの世界ですね。
    画風が変わる前の「風」に色をつけていた頃の
    絵が好きなんですが、家にあるのは変わってからの
    イマイチ好きじゃない絵だったりします。(自分で衝動買い)
    ツバメは良いですねぇ。
    初夏の風物詩ですし、可愛いし。
    我が家のベランダに営巣してくれないか
    心待ちにしていますが、鳩しか来ない。。。orz

  3. yuris22 より:

    亀吉様

    >今度M学の3バカが揃ったら、コーヒーを1杯だけ出してみよう。

    黄色い口ばしを開いて取り合う図・・ですか(爆)。
    チョットも帰ってきたらしいし、皆が懐かしいな。会いに行かなくちゃ。

  4. yuris22 より:

    こまちゃん

    英人氏はかつて逗子RCのメンバーだったそうですね。

    ご本人には一度、日影茶屋のバー久楽でお目にかかったことがあります。毎晩の如く飲みに来てたそうですが、今はどうしているんだろう。

    彼の描く「ふくよかな」アメ車は大好きです。

  5. やーさん より:

    ツバメの巣のスープ美味しいよ~。
    どうして食べなかったのでしょうか。

    今度お好きな焼き鳥、行きましょうね!…(^^;)☆\バキ

  6. yuris22 より:

    やーさん

    思い出すのも恐ろしい、名古屋の大須観音近くにある立ち喰い焼き鳥屋。
    串に刺さった鶉(うずら)の丸焼きを頭から齧れと言われ、血の気が引いたことがあります。

    私は農耕民族出身かもしれません^_^;

  7. こまちゃん より:

    >ご本人には一度、日影茶屋のバー久楽でお目にかかったことがあります。

    経営合理化協会理事長がよく引き合いに出す名店ですね。(行ったこと無いけど)

    羨ましい!昔のFMFANには、あのカセットレーベルが付録でついて、
    それが目当てで毎週買ってますた。w

    ニューヨークのハードロックカフェで、
    絵の通りのお店(爆)に感激しましたねぇ。

  8. yuris22 より:

    バー久楽は開店当時、マリ・クリスティーヌさんに連れて行って貰いました。
    日影茶屋の蔵を改装した和風バーで、カウンターの中は和服姿の美女たち。会話に品があるし、日曜の夜も営業してるので時々行きます。

    鼻の下を伸ばしたチョイ悪おやじ達が常連です。

  9. たそがれ より:

    五月晴れの若々しい太陽を浴び、長い黒髪を風にまかせ、第三京浜をオープンカーでぶっ飛ばす、ちょっとミラーで白バイ・・・まぁ振り切るか!

    行きつけのイタリアン
    宿を借りているツバメの子から、生をもらい、
    旬のアサリと小松菜の塩味パスタをほうばる。

    すげえ 贅沢・・・。
    「彼女の島と彼のオートバイ」だったかなぁ 作家には失礼ですが、そんな世界? 違ったかなぁ

    荷物はぼちぼちですね。

  10. yuris22 より:

    たそがれ様

    ツバメの雛をあんな特等席で見たのは、すごい贅沢でした(^_^)

    詰まれた段ボールの片付けは一日一個ずつ?
    一ヶ月ぐらいかかりそうです。

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