湘南のジモティたちは、真昼間からアルコールを飲むのが大好きだ。
快晴の昨日は、長谷・坂ノ下海岸でのBBQ(バーベキュー)にお誘いを受けた。
江ノ電の長谷駅で降りたら線路を越えて国道134号線へ。南風でウサギが飛んだ海に、ウインドサーフィンのカラフルな帆が散らばっている。
目指す場所は「漁師小屋」。文字通り、漁師さんが網や浮きなど商売道具を入れておく小屋で、冷蔵庫まで完備されているためBBQには最適だ。
ガードレールを乗り越えたら廃船に飛び移り、砂浜に着地。手作りのブランコに座ると、さっそく缶ビールを手渡された。
集まったメンバーは時計職人、ライター、骨董屋、近所の子供たち・・、おこぼれを狙うカラスたちも近くに群れなしている。
網に乗った今日のメインは巨大なサザエ。ライター氏が岩場で獲ってきたと自慢げに話す。
彼はアワビ獲りの名人でもあり、「それって密漁じゃないの?」と尋ねると屁理屈が返ってきた。
「岩場に潜ったら、足がアワビに吸い付かれて抜けなくなった。このままじゃ溺れ死ぬと思ったら、ちょうど手にバールを持っていたんだ。緊急回避だから密漁じゃないよ」。
せわしなく走り回っては、スペアリブを齧りに来る小学生ボーイも口を挟む。
「貧乏でサザエを食べなきゃ死んじゃうときは? 漁師さんも許してくれるよ」。もっと上を行く屁理屈だ。
やがてお腹一杯になり、午後のけだるい時刻。
太陽のぬくもりを溜めた砂浜には、手を繋ぐカップルたちが腰を下ろす。
水鉄砲を手に、キャッキャツと声を上げる子供たち。飛び出す細い水しぶきに虹が生まれるのは、なんて懐かしい景色だろう。
「サッカーしようよ」と誘われて、蹴ったボールがカラスの群れを飛び散らす。
波打ち際に向かったボールを追いかけたら、蹴り損ねて大きな尻もちをついた。
冷たい!でも幸せ!
そうか、私はこんな暮らしをしたかったんだ。
見上げた空は、東京に帰らなくてもいい夕暮れが「切なくない」ことを教えてくれた。
コメント
最後の漁船と海岸の写真、良い構図ですね。
携帯??
大きく引き伸ばして額に入れて飾りたいですね。(^^)v
やーさん
写真をお褒め頂いてありがとう。
残念ながら携帯のカメラです。飲む気満々で行ったので(^^;、デジカメを持っていきませんでした。
いつでも撮れる景色なので、今度はデジカメ散歩に行ってきます。
羨まし~い!
そんな素敵なところに住んだら
仕事なんかしてる暇有りませんねぇ~!
σ(^_^) だったら、あっと言う間に
俳人ならぬ廃人です。w
>そうか、私はこんな暮らしをしたかったんだ。
わたしも・・・
新鮮なサザエ、あわび・・・
焼ける匂い
潮の風と香り
砂の感触
繰り返しては、引いていく 細波・・・
そして ビア~~~!
うぉ~ あとは ラッタタァ~~~!
文字ボケ?
いつも早く反応してくれるのに、、、
飲んでるな?w
こまちゃん
>いつも早く反応してくれるのに、、、
>飲んでるな?w
ばれた?わかりやす過ぎ~(爆)
片瀬江ノ島の寅さんを襲いに行ってきました。
江ノ島在住の「アワビ&伊勢えび獲り」の名人やら釣り人やらと、大騒ぎ!
目黒三田通りの「大龍」にも増して、迷惑な客になりそうな予感です(笑)
たそがれ様
昨夜はね、二次会へ向かうのにべスパの後ろに乗せて貰ったんですよ。
さすがに夜は寒かったけど、潮風を突っ切るバイクは最高!!
「ローマの休日」ならぬ「湘南の休日」でした。
>レゴリー・ペック演じる新聞記者ジョー
防衛機密事でしたが
私「レゴリー・ペック」でございます、ばれましたか?
>オードリー・ヘプバーンのアン王女
管理様 やっぱり あの黒髪???
「永遠の恋人」であります。
前世はわかりませんね。
まさか・・・
牛肉は食べてないだろうね?
あと一週間だよ。
亀吉様
ドキッ!!
そういえば「タン」を食べたような・・。「豚舌」だったと信じこもう(・_・;)