生きた野菜の健康法(屋久島の旅4)

広告

屋久島のモッチョム岳を右に見ながら、車は左折。無舗装の細い道を海に向かって進む。
いきなり窓の外に、目がくりくりした元気な顔のお父さんが現れた。「よう、こんさったな~」と広島弁が炸裂する。

モッチョム岳を臨む家
野菜畑
ポインセチア

彼の名前は岡本さん。屋久島で一番人気のイタリアンレストラン「Kitchen & Cafe Ose(オセ)」のオーナーだ。

人間大好き!という笑顔で、私たちを裏の畑に案内してくれた。雄大な景色の下、お店で使う野菜を「無科学肥料・無農薬」で栽培しているのだ。
土の上に藁を敷き詰め、きれいに整列した畝に和洋さまざまの野菜たちが並んでいる。

サンチュ
キュウリ
バジル

左の画像は焼肉屋でおなじみのサンチュ。ちぎって食べてみろと言われ、恐る恐る口に入れると「うまいじゃろ?」。甘くて柔らかく、無農薬だから洗わなくてもすぐに食べられるのだ。
中央の画像はキュウリ。手でバキッと折ってかじると、懐かしい青臭い香り。
葉っぱしか見たことがなかったバジルも、こんな生え方をしているのかと感動した。

これから観光に出かけますと車に乗り込んでも、話が止まらない岡本さん。
屋久島での生活は「気」のパワーを倍増してくれたそうで、簡単な病気なら触らずとも波動で治せると力説してくれた。

夜はさっそくレストランへ。スタッフは家族のみなさんだ。
自家製無農薬野菜のサラダは、ドレッシングもさっぱりと美味しくて、キーンと冷えた白ワインが進む。
ほたて貝のつぼ焼き、地鶏の空揚げ、白身魚とジャガイモのフリット・・、どのお皿にも採れたての野菜がたっぷりと乗っている。

無農薬野菜のサラダ
img src=”https://bunsho-de-kasegu.com/wp-content/uploads/imgs/6/9/695464f0.jpg” alt=”ほたて貝のつぼ焼き”>
地鶏の空揚げ

いつの間にか私たちのテーブルに岡本さんも参加し、とっておきの焼酎まで頂いてしまった。二次会はご自慢の奥様も加わって地元のカラオケスナックへ。広島弁の炸裂はますます止まらない。

「帰りんさるころには、身体の中が変わっとるけんの」。
健康の秘訣は、生命力に溢れるものを食べること、笑って過ごすことだと体感した出会いだった。

コメント

  1. 髪結いの亭主 より:

    なんとすばらしい!!!
    写真一枚一枚に「愛」「命」「気」を感じます。
    食べ物、お酒、人 再発見 日本! (^^;)/

    次は、縄文杉に挑戦してね。

  2. yuris22 より:

    髪結いの亭主様

    「出逢えて良かった」と、屋久島の皆さんから笑顔を頂きました。
    こんなちっぽけな私でも存在価値があるのだと、充足感に満ちています。

    縄文杉は柵で囲まれて近づけませんが、次回行った時には心でハグします。

  3. ツネ2 より:

    自分の中にそれがある。
    それを見つける。
    自分がそのもの。
    いい年末でしたね。

  4. yuris22 より:

    ツネ2様

    屋久島で青い鳥を見つけたと言ったらいいでしょうか。
    私がこの世に存在する意味を知った気がします。

    今回の旅はあまりに忙しく動き回りましたが、次回訪ねたときには、
    目的を1つに絞る集中型の旅にしたいと思っています。

// この部分にあったコメント表示部分を削除しました
タイトルとURLをコピーしました