東京の雪はエイリアン

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「東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく」(歌詞:伊勢 正三)

カラオケで持ち歌のワンフレーズを、つい口ずさんでしまう今朝の風景。
首都圏を混乱させた大雪が上がって、窓の外には溶け始めた銀世界が広がっている。
とりあえずは家から出られる道を作り、近所の偵察に出かけた。

2008年立春の雪景色

商店街のそこかしこには、積み上げられた雪の山。乗り上げないよう車道の真ん中を走る車が、すれ違えなくて睨みあう。

「おやおや、お宅の前だけ雪が降ったみたいだねえ。」
周りより出遅れて雪かきをする店主に、近所のご隠居さんが声をかける。
「塊が屋根から落ちてくるんだよぉ。」
スコップの手を休め、久しぶりの重労働に額の汗を拭く。

昨日はあんなに真っ白だった雪が、泥まみれのマーブル模様。
門前の雪だるまは傾いてひっくり返り、まるでエイリアンの死骸のようだ。

雪だるまの残骸

滑って転んだ・屋根から落ちたと、けが人続出のニュース。
ダイヤの乱れ、玉突き事故、高速道路の寸断、空港の混乱。
雪に弱い東京を他人事のように、淡々と原稿を読み上げるアナウンサー。

都会人たちは自然を壊すことは得意であっても、自然から身を守る方法は知らない。
予期せぬなごり雪は、「油断大敵」を学習させる空の訓練なのかもしれないな。

コメント

  1. ツネ2 より:

    ということは、もっと自然の中にどっぷり入り遊ぶことですね。
    そして自然の力を思い知る。
    1.90mぐらいの小さなカヤックは海の中では小さなゴミと同じ。

  2. yuris22 より:

    ツネ2様

    36フィートのヨットでも、東京湾を横断するときはゴミと同じです。
    航路を走る大型船を邪魔しないよう、お仕事をしてる方々を怒らせないよう、
    戦々恐々と舵を取ります。

    それ以上にビビるのは荒天帆走。
    ヒールした船体は半分まで水に浸かり、風雨と波で頭からずぶ濡れになって震え、
    目の前に落ちる雷にもう終りかと耳を塞ぎます。

    そんな思いをしながらなぜ船を出すのか。
    生きてて良かった、帰港後の乾杯が楽しかったは、ただのレジャーです。
    もしも遭難したら沢山の方々にご迷惑と心配をおかけするでしょう。

    それでも海に抱かれたい。これは奢りなのか。
    自然との対話、付き合い方はとても難しく感じます。

  3. yoomama より:

    はじめまして~
    先日カーブのクロちゃんの写真撮っていた方だったのですね・・・・・
    あまりに哀れで隠れてご飯あげている、おばさんです
    クロちゃんに目を向けて下さって有難うございます。

    今日のように雪の次の日は坂が滑って・・ゴミだしで早速スッテンコロリ~体中湿布だらけです
    階段も要注意ですよ(凍っているところがまだまだあります)

    また時々お邪魔させていただきますね。

  4. ツネ2 より:

    都内で生まれましたが、霜柱、氷が張る景色、雪とか見なくなりましたね。
    自然を知るために、人は無力で立ち向うのでしょうかね? 亡くなった冒険家みたいに無理しないと。
    でもそうすると人騒がせになる。
    人の知識と英知は人の持つ好奇心と、yuris22 さんの言う「奢りなのか」。

  5. yuris22 より:

    yoomama様

    まあ嬉しい!
    ホントにご近所様なのですね!お怪我は大丈夫でしょうか?

    1月8日の日記『野良猫と素浪人の関係』で書きましたが、クロちゃんこと
    彼女(彼?)には、勝手に「センセイ」という名を付けております。

    最近はメタボ気味の恋人が出来たようで、時々連れ添って消えてしまうよ
    うな・・。
    この雪の中、2人でどこで震えてるのか心配しています。

    yoomamaさんのお顔はご存知あげないのですが、私を見かけたら声をかけて
    くださいね。
    お友達、大歓迎でございます(^_^)

  6. yuris22 より:

    ツネ2様

    人間は自然から与えて貰うばかりですが、自然に対して何をしてあげられるのか。
    未知の領域に入り、生きてその答えを持って帰るのが、冒険家であって欲しい
    と思っています。

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