国を滅ぼすマスコミと代議士

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「死の町」「放射能をつけたぞ」発言で物議を醸した鉢呂吉雄氏の経済産業相辞任記者会見をyoutubeで見た。憔悴した顔で、質問への返答はたどたどしい。そこへ揚げ足を取って、社名も名乗らない記者から高飛車な脅し言葉が投げつけられる。

9.10鉢呂吉雄経済産業大臣辞任記者会見-1

B「あなたね、国務大臣お辞めになられているんだから、その理由ぐらいきちんと説明しなさい!」
B「定かな記憶がないから辞めるんですか。定かなことだから辞めるんでしょ。きちんと説明ぐらいしなさい、そのぐらい」
B「何を理由に(福島県民に)不審の念を抱かせたか、説明しろっつってんだよ!」

それを止めに入ったフリーランスのT記者。
T「そんなヤクザ言葉は止めなさいよ。記者でしょう。敬意をもって質問してくださいよ!」
T「恥ずかしいよ、君はどこの社だ!」

youtubeではマスコミを批判するコメントが集まり、暴言を吐いた記者の社名・実名も瞬く間にネットに拡散された。しかもオフレコ懇談会での「放射能をつけたぞ」発言は、その新聞社の記者がオフレコ破り(録音やメモをしないという紳士協定を破ること)をしたらしい。

「死の町」発言は鉢呂氏本人が認めているが、「放射能をつけたぞ」については「そんなことを発言したという確信を持っていない」と曖昧であり、録音テープは出ていない。正確な言葉が分からないまま「ほら、放射能」「放射能つけちゃうぞ」「放射能つけてやる」等々の台詞に変化してマスコミの報道合戦となった。

待ってました!とばかりに自民党は、野田首相の任命責任を追及する構えだが、その根拠になっているのがマスコミの「言葉狩り」なのは程度が低すぎる。責任追及ばかりに時間をとられて、最終的に泣きを見るのは民主党ではなく、政府の復興対策を待ちわびている被災者たちなのに・・。

経済産業相の後任に選ばれた枝野幸男氏に対しても、自民党執行部は「東京電力福島第1原発事故に適切に対処できなかった菅内閣の要だ」と述べ、不適任と批判している。民主党は枝野氏なら失言はないと踏んだのだろうが、SPEEDI隠しや「ただちに健康に影響を与えるものではない」の繰り返しから広がった不信感など、これも責任追及のやり玉にあげられて、予算審議に歯止めをかけることになるだろう。

さらには一川保夫防衛相の「素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」発言もどうなることやら。任命責任を国会で追及されているうちに、中国、ロシア、韓国、北朝鮮が挑発をしかけてくるかもしれない。

そして次々と責任を取らされて辞任し、内閣改造なんてことになり、人材不足からまた鉢呂氏が他のポストの大臣になって返り咲く・・という図式が見えてくるような気がする。その頃には「死の町」発言はどこへやらだ。

国民たちが真実を知る場は、今やインターネットの世界だけ。それも規制がかかり、政府に都合の悪い発言は即刻削除されていくが、twitterの拡散スピードに追い付かない。加速していく深刻事態。次に噂されている大地震よりも先に、特権意識にあぐらをかいているマスコミと代議士が国を滅ぼしてくれることだろう。

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