理解不可能なファッション

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ファッションに関して私の頭が古いのかもしれないが、どうにも許せない流行がある。もとはイスラム教徒の民族衣装だったという「サルエルパンツ」だ。
股下が異常に深く、シルエットは膝のあたりまでダボダボで、膝から足首にかけてはキュッと締まった西洋モンペである。これを履いて走ったり跳んだりするのは難しそうだし、自転車にも乗りにくそうで、およそ機能的とは言いがたい。しかもサルエルからはサルマタが連想され、田舎おやじのイメージが否めない。

さらにもう一つ首を傾げるのが「ボーイフレンドデニム」。
要はロールアップして履くジーンズのことなのだが、「まるで彼氏や男友達から借りているようなゆるめのシルエットのデニムパンツのこと。腰を落として履くことで生まれる独特のルーズ感が“こ慣れて”見えると人気を集め、渋谷のギャルから原宿のカジュアル女子までさまざまなオシャレを愛する女性から支持されている。」
(2009年5月5日 東京ウォーカーより引用)

この「腰を落として履く」腰パンってのが、私にはどうしても理解できないのだ。一昔前のツッパリ(ヤンキー)たちが履いていた「ボンタン」にしろ、HIPHOPファッションに見られる無理やり下げて履く「腰履き」にしろ、足を短く見せることがなぜ格好いいのか解らない。日本人の若者は昔に比べてスタイルが良くなったとは言え、胴長短足タイプはまだまだ沢山いる。

腰履きが流行る理由を検索していると、理にかなった回答を発見した。
・足が短い人は、腰履きすれば目立たなくなる。
・お尻の出っ張りが目立つ人は、腰履きすればお尻が小さく見える。
なーんだ、足とお尻のカムフラージュだったのかと思えば、その発想と努力が可愛い。

ちなみに今年は二の腕の太さを隠せる「ドルマンスリーブ(身頃と一体になった袖)」も流行しているようだが、サルエルパンツと合わせれば、まるでモモンガ!
週末の原宿を観察して、プッと笑いが噴出してしまうのは私だけだろうか。

コメント

  1. 素浪人 より:

    いやいや、拙者もミルクを吹いてしまった。
    あぁ~~あ! モモンガー\(◎o◎)/!

  2. yuris22 より:

    素浪人様

    私もさらに吹かせていただきました(爆)
    モモンガーっ!!!!!

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