料理のできない男はNGか

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食べ歩き飲み歩きの後、覚えてきた味をもとに自分で料理を作ることが好きだ。オープンキッチンカウンターの中で、手早く豪快に鍋を振るシェフの真似がしてみたくなる。男の料理への憧れだ。

子供の頃からお惣菜程度は作っていたし、大学時代に料理学校にも通ったが、私の料理の師匠ベストワンは先輩の彼氏だった。夏休みに本栖湖の貸し別荘にグループ旅行した時、おぼつかない手つきで包丁を握る私に、玉ねぎの微塵切りやピーマンの種出しをいかに素早くするかを教えてくれた。
彼は洋食のレストランでバイトをしていて、手先の器用さもあったのだろうが大学3年にしてセカンドシェフにまでなり、ふわふわ卵のオムライスなど天下一品の出来栄えだった。
「結婚するなら料理の上手な男よ」と鼻高々に自慢する先輩に、羨望の目を向けたものだ。

mixiニュースを見ていたら、20代~30代女性に取材した「彼に尽くされていると感じる瞬間は?」という記事が目に留まった。料理・家事が得意な彼に愛されている自慢話を引用してみると・・

「平日は元気なほうが家事をするのですが、週末はほぼ彼が家事を担当してくれます。モーニングコーヒーから昼食、晩ご飯まで全部作ってくれるので尽くされている気分になります」
「彼の家に泊るとき。料理の準備から後片付けまで彼がやってくれて手伝わせてくれない」
「いつも気遣ってくれて少しでも疲れている様子があると、家事をしてくれたりします」

なるほどね。確かに最近は料理の上手な男性が多くなったと感じる。プロの料理人に男性が多い理由も、男性は体温がほぼ一定で味覚も変わらないので、毎回同じ味を提供し続けることが出来るという。料理の世界は力仕事が多く、重労働なのも理由の一つらしい。

昨年11月のマクロミルの調査によると、年に数回という人を含め、男性の84%が「料理をしている」と答え、共働きの家庭では「週に1回以上」料理する男性が50%に対し、専業主婦の場合は32%。1人暮らしの男性は「週に1回以上」が79%だという。
料理をする理由は「妻や家族、恋人を喜ばせたいから」が35%でトップ、「料理をすることが好きだから」、「節約になるから」が続く。

母親や奥さんが過保護すぎて目玉焼きすらできない男性は、モテる男として生き残っていけるのかどうか。それに対して「割り勘で家事ができる男より、ご馳走してくれて家事が全くできない男の方が好きです。」という意見もある。いずれにせよ、女を食わしてくれる男になれという尻叩きなのかもしれない。

コメント

  1. 素浪人 より:

    もう、拙者を「出世払いで」食わせてくれる女性は居ないということか・・・さびしいなア(‘;’)

  2. marie より:

    料理は出来るに越した事はないですが、私は苦手なので強くは言えませんね。
    私は、近頃は子供が食べるものしか作らなくなりました。
    苦手と言えども、「肉じゃが、揚げだし豆腐、切干大根・・・」と昔は作ったものです。
    ただ、子供が食べないので作らなくなったのです。
    から揚げ、しょうが焼き、アジフライ、サラダ、野菜炒め・・・などと言った類の繰り返しでしょうか(笑)
    けれど、目玉焼きとかのように単純な料理はやはり出来ないと生きて行けないと思います。

  3. yuris22 より:

    素浪人様

    う~ん、「出世払いで」は20代が限界かも・・・^^;
    いっそジゴロの線を狙ってはどうでしょう。

  4. yuris22 より:

    marie様

    木村拓哉さんのお母さんはお米の研ぎ方に始まって、彼が子供の頃から料理を教えていたそうですね。包み方に失敗した餃子でも「それお母さんが食べていい?」と聞き、「美味しいね」と褒めることで、彼の成長を促したといいます。

    marieさんの毎日のレシピも、お子さんに幾つか教えてあげてくださいね。よく「肉じゃが、切干大根」の類をオフクロの味って言うけど、「から揚げ、しょうが焼き、アジフライ」も、他で食べるよりmarieさんの味がいちばん好きに違いありません。
    ちなみに私の場合は「コロッケ、ハンバーグ」でした。

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