「千葉県東方沖で地震発生」という今朝の緊急地震速報は空振りだった。昨日は地震雲らしきものを見なかったし、涼しい夜だったので安心して眠っていたところに、けたたましい予報は心臓に悪い。きっとこれは抜き打ちの防災訓練。本番にはもっと素早い行動が取れるだろう。
大地震を想定したときに怖いのは、倒れた家具の下敷きになることだ。最も被害の大きそうな食器棚には、震度7対応のガムロックと、扉ひらき防止ストッパーを設置した。冷蔵庫は倒れてもキッチンの流し台にもたれかかるので心配ない。
しかし見るからに危険だと思うのは薄型テレビ。リビングと寝室に置いたAQUOS(アクオス)だ。これが上下左右に揺れたら引っくり返るのは分かっていて、どうやって固定すべきか悩んでいた。
ホームセンターで荷重70gに耐えるという耐震粘着マットをゲット。渾身の力で45型テレビの四隅を持ち上げ、設置台に貼り付けることに成功したが、まだ甘かった。マット単体では震度5強でグラグラ揺れ、震度6強では転倒するという消防庁の結果報告を発見したのだ。二重補強しなくちゃ危ない。
あわてて「地震 転倒防止 テレビ」でネット検索し、55型・76kgまで対応という薄型テレビ転倒防止具を見つけて注文した。テレビ台に取り付けた金具と、テレビ背面の壁掛取付穴とをワイヤーで固定する方式だ。ネジとドライバーを使う作業は苦手だが、試行錯誤しながら何とか取り付けることが出来た。
内閣総理大臣認証のe-PISCOでは、8月末~9月末の間に、首都圏南部(房総半島~丹沢山地・相模湾)でM7~8程度の地震が発生するとの予測が出ている。誤報であったにせよ、今朝M4.1の地震があった千葉県東方沖は群発地震が起きやすい「地震の巣」だ。連鎖が起きないことを祈りながら、備えには資金をケチらずに万全を期そう。
次は飲み水の確保。光触媒殺菌力で水道水を取り替えることなく3年間保管できるというタンクを2個注文した。物置部屋はまるでサバイバルシェルター。どうか地震は自宅にいる時に来て欲しいと祈りつつ、防災グッズマニアになったこの頃である。
23:42追記
こんな夜中なのに、東南東の空が明るい。ただし地震の前兆として報告するには、今ひとつ気が乗らないのはなぜだろう。他の方向がどんよりと暗すぎるから、身近な雲の切れ目に惑わされたのかもしれない。開けた窓からの空気がサラサラと心地よくて、どうにでもなれの心境になったのかもしれない。
早く来すぎた秋に、コオロギが下手っぴーなチューニングをしてる。猫の与六もニンマリした顔で熟睡してる。タクトを握る私もたっぷりと眠って、明日の元気な太陽を迎えよう。
8月26日 5:50追記
耳元で鳴く与六に起こされた。東の空は赤焼け。昇っていく赤い太陽は地平線近くに横たわる断層雲に隠れてしまった。
コメント
こんばんは。
最近鳥を見ないのが気になって、検索してたらたどり着きました。(過去の記事でしたが)
私は川崎市に住んでいますが、今週頭から鳥を見ないのです。隣の家には大量の餌付けがされており、毎日鳩やカラス、雀などが始終おりますのに、全くこないし空にも飛んでいない。
こないだのは誤報だったけど本当に大丈夫かな…心配です。
私の不安を書きなぐってすみませんです。
りょ様
鳥たちは戻ってきたのですが、今朝(午前5時)はカラスたちが甲高い声でギャーと鳴いています。それに加えて、猫の与六も小さな声で鳴いては何度も私を呼びにきます。空の赤焼けは広がっているし、不安を数えればキリがありませんが、来るべき運命を受け入れるのみです。充分に備えれば怖さは半減すると思います。