みんなで食事しているとき、お皿に残った一品を遠慮して取らないことを、「関東の一個残し」もしくは「遠慮のかたまり」という。人間だけの習性かと思っていたら、猫も似たようなことをした。
昨夜、夕食後の洗い物をしていたら、後ろで与六がカリカリを食べている。エサは自動給餌器で決まった時間に出てくるようセットしてあるが、与六の場合、私が食事を終えるのを見届けてから、あきらめて自分のごはんを食べ出す。
音がしなくなったので振り向くと、給餌器のお皿に一個だけ残っている。つまんで捨てようとすると、横で見張っている与六の手がパシッ!「盗っちゃダメにゃん!」と、その後も私がキッチンから居なくなるまで、執拗に見張り続けた。
雑誌「ねこのきもち」2月号から引用すると、食べ残すのは理由があるらしい。
「野生の猫のおもな獲物はネズミでした。ネズミは繁殖力が高くいつでも捕獲できたため、飢えに対するおびえはあまりないよう。なので、お腹が空いたときに食べようと食べ物を残す傾向が見られます。」
そうか、遠慮してカリカリを一個残してたわけじゃないのか。与六にも野生の本能が備わっていることに感心した。
ところが執拗な見張りはまだまだ続く。私がお風呂に入ると、バスタブの縁に座ってジーッと見ている。もしかしてカリカリの恨み?それともストーキング?のぞき?
見ちゃいけないものを見たくなる本能は、人間のオスも猫のオスも同じみたいだ。
コメント
お久しぶりです。ご無沙汰しております。
ウチの2ニャンズも必ず残します。
片付けるとニャーニャーうるさいコト・・・。
で、元に戻すとチャックして終わり。
この頃は食べ終わるまで半日はそのままです。
お風呂見学しますか?
飼い主さんといつも一緒にいたいのか、溺れないように見張ってくれているんですよ。
今日は大寒。
まだまだ寒い日が続くそうです。お身体ご自愛くださいませ。
アンティK様
寒いですね! 昼間は寒さが幾分やわらいだ気がしたのですが、日が暮れてからは背中を丸めてしか歩けませんでした。でもその分、空気が澄んでいて、満月が美しかったです。
家に帰って、ぬくぬくのニャンコが迎えてくれる嬉しさ。どんな悪さをしても許せます。遅くなっちゃったけど、これから一緒にバスタイムです。