小さな命たちと愛国心

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ニャンコ好きの方々から「最近ブログに与六ちゃんの登場が少ないけれど、元気ですか」とご心配を頂く。元気も元気、悪魔のように(?)大元気。さっきはアイロン台に載せておいた黒いパンツにゴロンゴロンと毛を擦りつけ、作業をもう一つ増やしてくれた。

「コラッ!」「ダメッ!」は馬耳東風で、キッチン台、ダイニングテーブルには飛び乗り放題。届いたFAXの上に寝転び、テレビを見ようとすれば前を塞ぎ、私の視界には常に与六が入るようになっている。このところ炊き出しが続いて帰れない夜があったので、置いて行かれることへの不安からストーカーくんになったのだろう。

そばにいるにゃん
ちなみに下の写真、ダイニングテーブルの上で与六が押さえているのは、放射線測定カード(RAD Triage FIT)。放射線センサーの色の変化で、どれくらい被曝したかを測定できるカード式線量計である。福島原発の2号機が昨日から二重扉を開放して換気作業を始めたというので、念のためにテーブルの上にカードを出しておいたら、与六の管理下に置かれてしまった。取り返そうとすると噛みつかれる。

放射線測定カードと与六
肝心の測定結果は、窓を開けておいても色の変化はなくて安心した。使い捨てだし、ショップによって価格に幅があるが(3~4,000円程度)、お守りとして一枚持っていても損はないと思う。

放射線測定カード
ペテン師が国政を牛耳っている日本では、自分の身は自分で守るしか術がない。「こんな国、さっさと脱出して一緒にベトナムで暮らそうよ」と誘ってくれる友人もいるけれど、死の灰が降り注ごうが、巨大地震が再来するという噂に怯えようが、やっぱり今の家で暮らしていたいのは何故だろう。

玄関前で膨らみ始めたアガパンサスのつぼみ。餌を待つ子ツバメたちの鳴き声。ベランダの端っこで抜いてもまた生えてくる雑草。みんな平等に可愛い。去年と同じ営みを繰り返す生物たちに勇気づけられて、彼らを守ってやらなくてはと私も強くなれる。

アガパンサスの蕾
与六もその中の一つで、私の愛国心を支えてくれる小さな命である。今日は何も予定のない日曜日。ママはどこにも出かけないから、安心してお昼寝してね。

コメント

  1. marie より:

    お久しぶりです。
    与六ちゃんも健在ですね。
    私はと言えば、次の再就職の為に丸1ヶ月もの間勉強浸けでした。試験は見事に合格し、明後日には社員証を頂くことになりました。
    職業は営業職なのでしばらくは色々と勉強の毎日です。
    39歳にして再出発です。
    今日は仕事用のパソコンや書類を入れる為のバッグを買いました。

  2. yuris22 より:

    marie様

    合格おめでとうございます。
    「39歳にして」なんてとんでもない。まだ39歳で、未来の時間はたっぷりあります。

    ある種の人たちには仕事も恋も、年齢制限がなくなってきていると前々から思っていたのですが、大震災以後それを顕著に感じます。これがアセンションなのか、気付きが早い人ほど魂が肉体をコントロールする次元に入ったように思うのです。これについてはまた詳しく書きますね。

    marieさんのパートナーとなった新しいパソコンとバッグから、ステキな夢が沢山生まれてきますように。

  3. 亀吉 より:

    お疲れ様でした。
    私も今まで通りに、自分を守ってくれた、そして自分が守るべき人たち&命あるものたちと共にこの国で生きていきます。

  4. yuris22 より:

    亀吉様

    未曽有の災害は地震や津波だけに限らず、台風、竜巻、噴火、洪水、テロ、事故・・等々、どこに住んでいようと形を変えて襲ってきますからね。私たちは今をしっかり生きるしかないのだと思います。生かされていることへの感謝も常に意識していたいと思います。

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