すっかり寝込んでいた間に・・・春

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体調の悪さは2週間続き、徐々に熱と咳と鼻水が加わってボロボロになっていった。マニキュアもしたことのない元気な爪がもろく欠けてしまう状況からして、免疫力が低下しているのを実感。何もせずに3日間ひたすら寝込んだ結果、熱は37度台に下がったものの、鼻水の様態は細菌と激戦した結果を示している。書かなきゃいけない原稿があるけれど、だるくてパソコンの電源を入れる気が起きないのは、これまでの物書き人生では有り得ないボロボロ度だ。

布団に潜り込み、スマホで世間情勢をチェックして、時どき顔の匂いを嗅ぎに来る与六に癒されて、朝が来て夜が来てまた朝が来て・・・。こんなグズグズしたベッド生活が情けなくなったので、今日は一か八かの行動に出てみた。シーツと布団カバーを洗濯機に放り込んで、頭からシャワーを浴び、ベランダの花たちに水をやって深呼吸。冷蔵庫から食料を漁ってニンニクたっぷりの肉料理を作った。

いつのまにか窓を開けていても寒くない季節になっている。今年はろくな花見が出来なかったなあと、お茶を飲むあいだテーブルに一歳桜の鉢を置いて鑑賞することにした。去年と幹は同じ背丈だし、ベランダに放ったまま肥料もやっていないのに、春を忘れずに咲いてくれたのが嬉しい。

頬杖をついてパジャマの「おひとりさま花見会」をしているところに、予期せぬ飛び入り。待ってました!と与六がテーブルに飛び乗って、桜の花にフンフンと鼻を摺り寄せている。きれいだねぇ、暖かいねぇ。でも最も気になるのは私の顔みたいで、カメラの前には大きな目がこっちを向いてゴロンした。
「何か忘れてないかい?」の表情は・・・そうだった、与六は4月で3歳になったんだ。人間なら28歳ぐらいの若者だろうか、こんなイケメンのニャンコフレンドがいる私は幸せ者である。

一歳桜と与六
与六
久しぶりにパソコンを立ち上げてこのブログを書き、病はなんだか快方に向かっている気配だ。明朝に熱が下がっていたなら、やりたいことは山のようにある。二度と咲かないと思っていた一歳桜もシンビジウムも復活した。遅ればせながら私も病から復活するぞ。持って生まれた強さを信じて、与六の看病に感謝しながらもう一晩頑張って体力回復に努めます!

コメント

  1. その より:

    少し良くなられたようで、…ホ。
    しばらく更新されなかったので、どうなさったんだろうと気になっていた一ブログファンのそのです。

    睡眠って人体の再調整機能ですね。わたしもよく人知れずダウンして、ツラさ寂しさに涙がちょちょギレることがあります。ははは。

    栃木の那須烏山で、震災で土砂崩れした桜が、谷底でそのまま根を張り、
    この春、見事に満開の花を咲かせていました。
    よみがえる力は与えられていたのか、備わっていたのか、ちょっと感動です。

    私たちはこの身体の中にいますから、大事になさってくださいませね。
    看護師与六君にヨロシク。ふふ。

  2. 的は逗子の素浪人 より:

    待ってました、大統領! 
    少し遅し冬眠からの御目覚めですね。食欲がある事は大変いい事です。でも、あまり無理をしないでください。

  3. yuris22 より:

    その様

    ご心配下さってありがとうございます。
    この数日間のうち起きている時間は微々たるもので、添い寝してくれる看護師与六と共に、春眠を貪り続けたように思います。数えきれないほど夢をいっぱい見て、逝ってしまった懐かしい人たちにも久しぶりに会いました。一緒に飲んだり食べたりしたおかげか、不思議と体力は損なわれなかったんですよ。

    震災に負けず咲いた桜たちのニュースはスマホで見ました。どんな小さな画面でも美しさは変わりません。日本人でいて良かったなあと思うのは決まってこの季節です。
    これからは新緑の初夏へ向かい、人間も身体の奥に眠っている芽を起こさなくちゃいけませんね。

  4. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    やっとベッドから出られましたよ!鼻は相変わらずズルズルですが、熱と咳は収まりました。
    今夜は恐ろしいほどに食欲が復活し、握り寿司を二人前注文しようとする一歩手前で我慢。おすそ分けを狙う与六には不評でしたが、胃に優しい温野菜料理を作って自重しました。
    週明けからの活動開始に向けて、調整していきます!

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