小さい春みつけた

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昨日からの強風が止んだので、日が暮れる前にベランダに溜まった落ち葉の掃除をした。午後4時を回ると見おろす町並みを弱々しい西陽が包んで、師走の夕暮れに背中を急かされる。そんな飼い主の感傷にはお構いなしに、ミニ運動場となったベランダでは与六が尻尾を揺らしながら動き回り、何か目新しいものはないかと物色中。シンビジウムの鉢にちょっかいを出してクンクン匂いを嗅いでいる。

コラッ!と近づいて発見したもの。黄色くなった葉の根元からモコモコッとした芽が伸びている。これは今年の4月5日に書いたブログ「弱く見えるものほど実は強い」のシンビジウム。もう花は咲かないものと諦めて、炎天下も雪の日も外に放置していたのが底力を見せてくれたのである。今はまだ花芽か葉芽か分からないけれど、着々と春の支度を始めているのは間違いない。

KIMG0053
そして階下のベランダに置いた植木鉢にも小さい春を見つけた。友人からもらった四葉のクローバーの種を9月に撒いたのが、今頃ちっちゃな芽を出したのだ。ジョウロで水をやると流れてしまいそうな芽だけれど、思いのほか根はしっかりと張って、木枯しや豪雨にも負けていない。

四葉のクローバー1
四葉のクローバー2
眼を見開けば、そこかしこにあるメッセージ。「力強く生きなさい」という神様の啓示は、小さくて愛おしい命たちが教えてくれる。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    植物を観察していると「え!こんな時期から!?」思う時から春の準備をしていますね。
    今からでも、少しでも、種をまく時期かなぁ。

  2. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    いつもは植物の苗を買ってきてプランターに植えるのですが、種を撒いたのは初めてかも。来年の春が楽しみです。

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