最近ほんわかと幸せだ。
東京から逗子に越して5ヶ月だが、このところ急速に生活パターンが固まってきた。
サンダル履きで散歩に出れば、古着屋のおばちゃんから「コーヒー入ってるよ」と声がかかり、秋の夜長は町内会仲間から「カラオケに行こうよ」とお誘いがくる。
週末は別荘に集まる業界人達から「マージャンやろう」とメンバー募集。もっとも七対子と国士無双しか知らない私は、前半戦の飲み会だけで勘弁してもらう。
そろそろベッドに入る時間には、遠くの友人と近況報告の電話。
朝はアラーム要らずで、窓から差し込む光が目を覚ましてくれる。
行きつけの珈琲屋で買ってきたマンデリンを入れ、背筋を伸ばして始めるデイリーワーク。
こんな日常を言葉にするなら「あたたかい冬支度」。
私を包み込んでくれるのはセーターや暖房器具の暖ではなくて、人情のぬくもりだ。
逗子海岸に写真を撮りに行った帰り道、石段で赤く色づいた落ち葉を拾った。
あまりに綺麗なので誰かに見せたくて、古着屋のおばちゃんを訪ねる。
物々交換しましょと、枯葉の形をしたランチョンマットとコースター、ナフキンリングを貰った。
「わらしべ長者みたいね」と交わす微笑みもやはり、人情のぬくもりである。
コメント
>マンデリン !!!
あぁ~、私はモカとマンデリンが大好きです。
ある町の川沿いの喫茶にフッと入り、
飲んだマンデリンがおいしかった!
大変懐かしく思います。
以来、マンデリンを探すのですが
あの味に会うことが出来ません・・・
きょう見た椿の蕾は、
赤ちゃんの指先ぐらいかな?
もう みんな 準備している。
髪結いの亭主様
マンデリンはね、コーヒーの銘柄も知らなかった大学1年の頃、
渋谷の喫茶店で先輩が教えてくれたのです。
1時限目の授業をサボった朝でした。
何を飲んだって味は分からないくせに、すごーく感激した。
苦くて若い、思い出の味です。