救急病院と医師のバーンアウト

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何年も前から医師・看護師のバーンアウト(燃え尽き)症候群が問題になっている。

2002年にアメリカ医師会雑誌のJAMAに発表された論文によれば、「看護師の受け持ち患者が1人増えるごとに,患者の死亡率は7%,看護師のバーンアウト率は23%,職務不満足率は15%上昇する」という指摘がなされ、2005年に日本の看護師を対象に行われた調査でも、対象者の58%がバーンアウトしているという結果が出た。

医療従事者を燃え尽きさせる大きな原因は過剰勤務。特に夜間救急外来の混雑だ。

 

前に怪我をした時のこと。
夜中であったため逗子では診てもらえる病院がなく、横須賀の市民病院へと運ばれた。なんと逗子市には救急病院がないというのである。

 

待合室のソファーには10人ぐらいの患者たちと家族。1時間待っても私の順番は来ない。
やっと名前を呼ばれて診察室に入れば、疲れきって目の下に隈が出来た若い医師。看護婦も他の患者を掛け持ちして行ったり来たりで、バタバタと落ち着かない。
手当てをしてもらい、診断書を書いて貰うまでにまた待つこと2時間。ついに解放されたときには外は明るく、通勤客が駅に向かう時間になっていた。

 

そもそもどうして大病院がないのだろう。
逗子市の政策課題として、総合病院誘致の計画が始まったのは昭和59年。
しかし地元医師会・自治会の反対、誘致候補地の周辺住民から住宅環境の悪化を懸念する反対があったりで、遅々として進まずだった。

何とか昨年10月、誘致する総合病院を内定したとは言えど、まだ協議に揉めている状況である。もう23年も経過しているではないか!
その間に患者が集中する病院で、どれだけの医師・看護師が疲れ果ててバーンアウトしていったことだろう。

で、勝手に辿りついた結論としては「大きな病気・怪我をしてはいけない」。
国を当てにせず医者に頼らず済むように、自己管理を徹底するのみである。

コメント

  1. 髪結いの亭主 より:

    自己防衛が第一ですね。

    今の状態は、色々な利権がらみ・・・?
    医者の数が少ないのも・・・?

    医療が利用者の方向を向く日があるのか?
    でも、利用方法も考えないといけないでしょうね。

  2. yuris22 より:

    髪結いの亭主様

    救急病院には、軽症の患者も押しかけてるそうです。
    「明日から海外旅行に行くので、予防接種をしてほいい」とか、
    「仕事の終りが遅いので、普通の病院にはいけない」とか、
    開いてて良かったの「コンビニ」状態らしいですよ。

    もしかして、こんな時代の流れに沿った病院経営も必要なのかもしれません。

  3. こまちゃん より:

    >大きな病気・怪我をしてはいけない
    正解!w

    患者のモラルが低下して、
    救急車をタクシー代わりに利用したり、
    医療関係者を脅す、殴るが日常的だそうで
    医師も減っています。

    精度が変わるたびに、病院は収入が減り
    制度そのものが成り立たない状態ですよね。

    みんなが「自分のことしか考えなくなった」事の
    ツケが回ってきているんだと思います。

  4. yuris22 より:

    こまちゃん

    ニュースで見たのですが、小児科の夜間救急外来は満員御礼??だそうです。
    親が共働きで、結局は夜間しか連れて行けないのでしょう。

    都内で24時間営業の歯科医も見かけましたが、それは保険適応外のセラミッ
    クを売れるから。風邪ひきの患者が押し寄せる内科では無理でしょう。

    お忙しいでしょうが、舛添大臣の鶴の一声を期待したいです。

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