スペシャルゲストの忘れ物

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3月にBBQの記事に載せたように、我が家はお客様が多い。車で来てお酒を飲まれた方には寝室も提供するのだが、民宿か合宿所かというほど皆様に親しんで頂いている。

先日お泊まり頂いたスペシャルゲストは、逗子の有名人のケメ子ちゃん。
細い身体でひょろひょろと歩く姿は、まるでLAのヤクの売人!?
実態は彼と呼ぼうか彼女と呼ぼうか、本人曰く「コミックバー」のママである。

シモンズのベッドを提供した翌日、午後から用事があると聞いていたのでそろそろ起こさなくちゃ・・で、はたと困った。オカマは男が起こすべきか女が起こすべきか、判断がつかないのだ。しかも服装は女物、顔と精神は男らしいのだから、一概にオカマとも言えない。

結果、ドアの外からケメ子ちゃんの18番「トンコ節」を歌ってモーニングコール。
「♪あなたのくれた おびどめの 達磨の模様が チョイト気にかかる♪」というお座敷ソングだ。手拍子も元気よく、家中にこだまする。

心地よくお目覚め頂いて、酔い覚ましのお味噌汁、筍の煮物などでブランチ。窓の外はみずみずしい新緑、小鳥のさえずりも愛らしい。
が、出かける間際に静寂をぶちこわす大事件が勃発した。
「たいへん、ブラジャーがないわ!」だって!?

どんなブラジャーかと聞けば「黒」というが、オカマのブラジャーを私が探していいものか、見つけたときに触っていいものか判断に苦しむ。そもそもペッタンコの胸にどうしてブラジャーが必要なのか。
ベットの中やらソファーの上やらを捜索していると、
「ねえ夕べ私、ブラジャーしてた?」だって!?

知るか!!!

結局ブツは見つからず、ノーブラのまま帰っていただいた。
ちなみに「ブツ」をWikipediaで調べると、「反社会的な物品」や「所有しているだけで違法行為になる物品」を指す。
もしもベッドの下から見つかった場合、洗濯して渡すべきか否か。持っていていいものか。
オカマのブラジャーは所有してるだけで違法行為になる物品ではないかと、発見したその時を恐れている。

コメント

  1. 亀吉 より:

    彼女(彼?)の写メは「ブツ」でしょうか?
    私は法を犯しているのでしょうか?

  2. yuris22 より:

    亀吉様

    指名手配の顔写真を持っているからと言って、法は犯しておりません。
    彼女(彼?)の場合、それを引き伸ばして額に入れ、お店に飾っています。
    今やお客様たちが手をあわせて拝むほどです。

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