アライグマ屋敷の恐怖体験

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散歩の途中、木の枝のガサガサッという音に身構えると、リスがすばしっこく走っていく。鎌倉や逗子は野生のタイワンリスが大繁殖して、戸袋に巣を作ったり電線をかじったりするため、あながち「かわいい」と喜んではいられない。

しかしもっと困った被害を及ぼすのがアライグマだ。鎌倉市七里ガ浜の、ずっと空き家にしていた祖父母の家を片付けに行ったときの思い出話。中に入って上を見ると、天井に幾つもの穴が開いている。雨戸を閉めた薄暗い部屋で電気も切っていたので、懐中電灯で照らしながら進んでいくと、とんでもない物体を発見。「ギャーッ!!」と近所中に轟きわたる叫び声をあげてしまった。アライグマの赤ちゃんが、干乾びて転がっていたのだ。ボコボコと開いた天井の穴は奴らの仕業である。

それでも探検は続く。二階への階段を上がっていくと、ゴキブリやらムカデやら、目を背けたくなる死骸がごろごろ。うっかり足も下ろせない。とりあえず持ち帰るものをビニール袋にぶち込んで、逃げるように外に出た。

しかし更に待ち受けていたのは気絶寸前の恐怖。同行してくれた友人が「なんだこりゃー!」と絶叫した。彼が履いていた白いコットンパンツに、びっしりと蚤やダニがたかっているのだ。車のトランクから取り出した毛ばたきで身体中を掃いまくり、運よく持っていた防虫スプレーを全身にふりかけた。家に戻ってからスッポンポンになり、着ていた衣類を水の中に放り込んだのは言うまでもない。

以後行く先々でその友人は「川口浩探検隊」をやってきたと武勇伝を語ったが、せめてインディージョーンズぐらいにしておかないと、歳がばれるというものだ。

売却して、今は持ち主が変わってしまった祖父母の家。先日見に行ったら、歌舞伎門と周りの塀のみが残っていた。取り壊しの時には、魑魅魍魎たちが作業員たちをさぞや恐怖に落とし込んだに違いない。
泥棒さえ何も取らずに逃げ帰ったというアライグマ屋敷は、川口浩探検隊とは違い、ヤラセではない思い出のドキュメンタリーであった。

コメント

  1. 未来 より:

    金持ちは信じないが、大富豪は活用する。
    迷いを断ち切れば道が見えてきます。
    http://cmizer.com/movie/41611

  2. yuris22 より:

    未来様

    大富豪の友人は、私の周りに何人かいます。彼らは金銭のサポートはしてくれませんが、生きていくための大きなエネルギーを分けてくれます。じっくりと話した後は、必ずラッキーなことが起きるのが不思議です。
    活用という言葉を使うのであれば、彼らは成功の生き字引であり、困ったときには向こうから察知してメッセージをくれるので、ありがたく充分に活用させて頂いております。

    未来さんが言われる「迷いを断ち切る」の意味はとてもよくわかります。また一歩、上るときなのですよね。

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