乱立するパクリブログ

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情報を得たいニュース記事を探していると、なかなかソースに辿りつけないことが多い。日数が経つほど元ネタをパクったブログが乱立し、どこが発信源だか分からなくなる。持ちネタがなければ書かなきゃいいのに、アクセス数を上げたいからか、とりあえず更新したいからか、「他人のふんどしブログ」を書く人たちの目的が見えない。

人様の書いた文章について、私的に(家庭内で)使用する以外は、公の場での「引用」には著作権法上のルールが存在する。引用が成立する4つの条件があるのだ。その詳細として、中日新聞社のサイトポリシー「著作権者の許諾を得ずに利用できる主なケース」から下記のブロックを引用させて戴く。

(1) 自分の著作物が「主」であり、引用された部分が「従」という主従関係がはっきりしていること。一般論として、質・量ともに引用される箇所が自分の文章より少なくなくてはいけません。
(2) 引用の目的上、正当な範囲内であること(他者の著作物を引用する必然性がきちんと説明できること)
(3) 出所の明示(引用元の明示)がされていること。「中日新聞○年○月○日朝刊」や「中日新聞CHUNICHI Web○年○月○日」などの表記が必要です。
(4) カッコをつけるなど、自分の著作物と引用部分とが明瞭に区別されていること。

以上を満たしてこそ、承諾を得ずとも自分の著作物の中で利用できるわけであり、抜き出したソースの所どころに所感を挟んだぐらいでは、引用ではなく盗用と言われても仕方がない。自分のブログに客を呼ぼうというエゴが先にあり、主従関係が逆になっているからだ。

作詞というジャンルで自分の話をすれば、私はJASRAC(日本音楽著作権協会)に会費を支払い、著作権の管理をして貰っている。にも関わらずWEB上に無断で複製された歌詞は多数存在し、JASRACの追跡もない。
でも私は構わない。何故ならその殆どは上記4つの条件を満たしている。きちんと作詞者の名前を明記し、その人なりの言葉でエピソードや思い入れを綴っている。見知らぬ人に作品の価値を認めて貰えたことは作者冥利に尽きるし、彼らは主従関係を乱してはいない。

上海万博PRソングで盗作を認めた中国に、岡本真夜が返したメッセージ。「世界中が注目するイベントの上海万博に協力させていただける機会をいただき、とてもすてきなお話で光栄です」は、著作権者としてのプライドが満たされたからこその発言だと思う。

片隅のニュース記事にしたって作者がいる。何もない白紙の状態から文章を起こすのがどんなに大変な作業であるか、徹夜を続け身体を壊しても完成させた作品にどれほど愛着を持っているか、見えない苦労が裏にある。

文章は頭と心から生まれた子供だ。訪問者が少ないブログであっても、自分の言葉で、自分の著作物への愛情を見せて欲しいと願っている。

コメント

  1. marie より:

    パクリは世の中どれだけあるんでしょうね。
    お菓子や各地の銘菓、スイーツは「これパクリだよな」と言う物がチラホラとあります。

    その一つが仙台銘菓の萩の月。
    あの味は仙台だけのものかもしれませんが、形、構造ともに似た、銘菓が各地にあると思います。

  2. yuris22 より:

    marie様

    萩の月、懐かしいです。月一でFM仙台に通ってた頃、家族や友人にリクエストされて、よく買って帰りました。東京駅でも買えてしまう今では、お土産としてのありがたみが薄れたのが残念です。付加価値は残しておいて欲しいですよね。

  3. shoko より:

    初めてコメントします。

    実は、私も数年、ライターの仕事をしてまして
    とあることから、やめてしまったのです。

    ツブヤキ程度に個人でブログは始めましたが

    自分の文章をきれいにコピーされていたのを数回、見かけて唖然としたような気がしました。

    なんというか、書くのはエネルギーいりますから
    自分の体に違う血液型の血をいれられたものが、自分以外の画面に存在する、そして、それをなにも思わない人がいる・・ってことに気持がわるくなりました。

    プロとアマチュアのブログの差ってなんだろうと思い、検索でたどり着いたのが、貴方様のブログでした。

    数年ぶりに
    感動しました。プロの仕事をみました。
    文章が生き生きとされていて
    読んでいるこちらもわくわくしました。
    刺激になりました。また書きたいと。

    ありがとうございました。

  4. yuris22 より:

    shoko様

    私の文章を気に入っていただいて、こちらこそありがとうございます。

    このブログは情報の発信源ではありませんが、実はサブタイトルの「癒しのWEB」が大きな目的です。作詞家としてのテクニック(歌いながら綴る)を用いて、読み手の心にアンダンテのリズムが生まれる言葉数の選択をしております。文章が脳に入り、読み上げる自分の声が耳の奥で響いたときに、自然と心地よくなって欲しいと願っているからです。

    shoko様は、心無い盗人のせいでライターの仕事を辞めてしまわれたのですね。培われてきたプロのテクニックが勿体無いなあと思います。でも知る人は知る。どんなに盗用されようが、本家本元は自ずと光を放つはずです。

    またスタートされたブログ。のびやかな文章を綴られますように祈っています。今度URLを教えて下さいね。遊びに行きます。

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