エルメスの重たいお買いもの

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11月も半ばになると、翌年の手帳が欲しくなる。数年間お蔵入りしていたエルメスの手帳(アジャンダ)を使おうかと思い、中身(レフィル)を買うことにした。わざわざショップまで行くのが面倒なので、ネット検索したら、なんとエルメスのオンラインブティックを発見。クリックするとこれは本物だろうかと疑うくらい、エルメスらしからぬお茶らけた、やたら反応の遅いサイトが表示された。

レザーからアジャンダのリンクを辿り、レフィルのGMをクリックすると、まさしく値段からして本物。日本語付きのレフィルが15,750円、白紙レフィルが4,200円と超痛い出費である。しかし本当のサプライズは宅配便が到着してからだった。

誰かからプレゼントが届いたのかと思う、大きな銀色の包み紙には「取扱注意」「貴重品」のシールが貼られている。開封すると段ボール箱が現れ、さらに開けると白いインナーラップ。これをさらに開けるとカタログやショップバッグ、オーデコロンのサンプル等の上に、注文したレフィル2冊がやっと現れた。エコの時代になんという過剰包装だろう。納品書まで箱型の封筒に入っている。

銀色の包み

箱を開けると

レフィル

手帳カバーにレフィルのセットが終わるまでカッターを何度使い、ニャンコの手が何回邪魔に入ったことか。白いページを開きながら、仕事の予定をびっしり書き入れないことには元が取れないぞと覚悟を決めるのであった。

エルメスの手帳

サイトに登録したアカウントを先ほど確認しようとすると、ステータスバーのインジケーターは遅々として進まずエラー表示。ログインまで5分以上かかる。
「Hermes.comは高度なセキュリティにより保護されています。」「お客様の情報は保護されています。」と書かれているけれど、大丈夫なの?
天下のエルメスまでネットショッピングに乗り出したとは世も末だと思いつつ、ラッピングペーパーさえ捨てるには勿体ないと躊躇する、重たい重たいお買いものであった。

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