作詞・コピーライト・文章

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新曲が連れてくる春

雨上がりの空気がぬるんだ日曜日。なまった身体をほぐしにウォーキングに出かけたいが、締め切りに四苦八苦する状況から抜け出せない。明日は仲間内のミニ・パーティーがあるので、徹夜明けのゲッソリした顔を晒さないよう、早めに片付けたいところだ。 そ...
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スピーチ原稿を書く仕事

6年前このブログに「僭越ながらは謙虚か傲慢か」という記事を書いた。よく読まれているようだが、なぜ「僭越ながら」をテーマにしたかは、私のもう一つの仕事に関係しているからだ。 組織が年度切換えを迎える時期が近づくと、スピーチライティングが忙し...
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光源氏と紫の上が見た冬の月

暦の上で明日は、寒さのピークとなる大寒だ。今週はじめには首都圏でも雪が積もり、ますます冷え込みが厳しくなってきた。 清少納言は『枕草子』で「冬はつとめて」(早朝)と言っているが、そんな時間にベッドから出られない私は、紫式部が『源氏物語』で...
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日本語で『Blue Moon』を

7月2日に続いて、今夜は同じ月に2度目の満月。3年に1度の貴重な月は「ブルームーン」と呼ばれ、仰ぐと幸福が訪れると伝えられている。 昨晩は夜遅くになるにつれ、霞んでいた月がだんだんクリアになっていった。外に出てカメラを向けると、ぶれる...
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書き下ろし短篇『私のこと、愛してる?』

「お綺麗ですよ。またお待ちしております。」 元気な声に見送られて、いそいそと美容院のドアを開けた。駅に向かって花柄の傘をポンと開けば、七夕の夜はもう3日も続いた雨降り。今夜のデートに向けて巻き髪にしてもらったのに、いくら傘の角度を変えても...
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こどもの日のセンチメンタリズム

数日間続いていた晴天がちょっとお休み。フェイスブックに上がる友人たちの画像もトーンダウン気味で、午後からの太陽を待っているらしい。 カレンダーを見て今日は「こどもの日」だと気付き、鯉のぼりを探しにベランダに出てみた。🎵いらかの波と雲の波🎵...
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子どもの歌はデジャヴになる風景

秋から続いたマンションの大規模修繕が終わりに近づき、鉄格子の檻みたいだった足場が片づけられた。開放的で真っ白になったベランダが嬉しいのは私だけでなく、縄張りを広げられる与六も狩猟本能復活。日の出前から鳴き始めた鳥たちを目で追って、「カカカカ...
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「わ」と「とゆう」を文章に使う人

facebookやtwitterなどSNSを見ていて、思わず苛立ってしまう文章がある。苛立つのは内容ではなく「私は」を「私わ」、「という」を「とゆう」と書く、仮名遣いが間違った文章だ。タメ語として流行なのか、本人はわざとやって悦に入っている...
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やむなく夜型にシフトした原因

文筆業は夜型が多いと言われるが、ついに私も生活が昼夜逆転となった。マンションの長期修繕工事により朝8時過ぎから騒音に見舞われる。屋根からは頭を貫くような電気ドリルの音が絶え間なく響き、壁からは高圧洗浄で水がぶち当たる轟音。パソコンに向かって...
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書き下ろし短篇『君とアキタと七夕の夜』

今日は朝から緊急事態。会社に遅刻の電話を入れて、僕は慎重に車を走らせている。後部座席には青ざめた表情の君と、膝の上には苦しそうな息遣いのアキタ。動物病院まであと少しだから頑張ってくれよ。そう、アキタってのは君の大事なペットの秋田犬だ。 ...
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定期購読誌のマンネリ化

私の定期購読誌は3冊だ。国際ニュース月刊誌の「クーリエ・ジャポン」、ベネッセ・コーポレーション発行の「ねこのきもち」、会員の義務として購読が課せられている「ロータリーの友」。契約したからには月に1回手元に届き、読む読まないに関わらず本棚のス...
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梅雨を表現する美しい季語たち

昨日までの蒸し暑さが小休止して、朝からひんやりとした雨が降っている。我が家の回りではアガパンサス(ムラサキクンシラン・紫君子蘭)の花茎が背比べを始めた。ネギ坊主みたいな花被片には薄紫の蕾たちが透けて見えて、一触即発で今にも弾けんばかり。そろ...
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