
2007-10


気功で作るドラゴンボール

逗子の空から届くメッセージ
逗子に住むようになってから、空の写真を撮ることが好きになった。
交互に上り下りを繰り返す太陽と月。
見上げるたび振り向くたび、形状を変える雲の広がり。
時間で塗り変わる紅、水色、濃紺のシルクスクリーン。
...

自動車離れとセックスレス

時の流れと慣用句
カフェの隣席から、眉をひそめた女性たちの会話が聞こえてきた。
「彼女は気の置けない人なのよ」
「そう、滅多なこと言えないわね」
あれれ、間違ってない?
『気の置けない』の意味は「気がねしなくていい、遠慮しなくいい」が正解なのに、「安...

がん患者のCMに想う
『がんから逃げないことです。逃げたら何でも怖くなる。』
鳥越俊太郎氏を映したCMが流れるたびに、息を止めて画面に見入ってしまう。
本人とは面識がないのに、その姿を目に焼き付けておかなくてはと躍起になる。
鳥越氏がステージ4のがん患者と...

明治・昭和の上野グルメ|韻松亭と半兵ヱ
上野の森美術館は「シャガール展」、国立西洋美術館は「ムンク展」、東京文化会館はプラハ国立歌劇場「椿姫」。芸術の秋満載の上野に、私は合いも変わらず食欲の秋を満喫しに行ってきた。
創業明治8年の料亭「韻松亭」。打ち水の玄関から個室のお座敷...

独居老人と千円札
行きつけの喫茶店で、居酒屋のカウンターで、寂しい老人たちとよく出会う。
なぜ彼らが寂しいと思うかは、盛り上がっている会話に割り込みたい様子から察するのだ。
失くさないように首から下げた布袋。
中からシワくちゃな「郵便局」の封筒を取り出...

都心を離れて知った足元にある幸せ
最近ほんわかと幸せだ。
東京から逗子に越して5ヶ月だが、このところ急速に生活パターンが固まってきた。
サンダル履きで散歩に出れば、古着屋のおばちゃんから「コーヒー入ってるよ」と声がかかり、秋の夜長は町内会仲間から「カラオケに行こうよ...

婚姻届より事実婚

よろしくお願いします・・って何?
