右肩上がりの人生であるために

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いつもの散歩道の途中、階段にかじりつくように小さな花が一株咲いている。踏まれそうな場所をなぜわざわざ選んで生えているのか、見るたびに不思議に思う。

きっと何年も前に、風に乗って飛んできたか小鳥が落とした種が、階段に落ちて芽が出たのだろう。アスファルトの隙間に必死に根を伸ばし、やがて葉を茂らせ花を咲かせても、花壇に咲いている花々のように鑑賞してくれる人はいない。

しかし階段を上り下りする人たちは、彼らを決して踏むことはない。強い生命力に敬意を払い、踏まないように「よいしょ」と乗り越えていく。そして今年も同じ場所で頑張っている姿に勇気を貰うのだ。

階段の花1
階段の花2

易経に「楽天知命 故不憂」という言葉がある。
我が身に起こる事柄のすべては、自分にとって絶対必然であると共に最善なのだという。故にそれを一切拒まず、しりぞけず、素直に受け入れて、そこに隠されている神の意図を読み取らなくてはならない。自分の使命を悟り天職を得れば、人生を楽しむことができるのだから、心配することはないという意味である。

 

数日前、NHKのディレクターから電話を頂いた。
教育テレビが放送開始50周年にあたり、もう一度見たい番組のリクエストをしたところ、以前私が構成・作詞をした「ふえはうたう」というリコーダーの番組がランクインしたという。5月7日(木)の午後8時から放映されるというので見てみようと思うが、なにせ初回の放送は平成元年。未熟だった時代の放送台本(しかも第1回目)に大いに照れて、穴があったら入りたい気持ちになるだろうと思っている。

 

「また一緒にお仕事をしましょう」というディレクターのお誘いに「ぜひ!」と答えながら、ふと連想したのが楽天知命のごとく階段に咲く花だった。地味ながらコツコツと物を書いてきたことはやはり私の天命であり、応援してくれる方々がいたのだと嬉しくなった。

 

生きていくうちに嵐は何度もやってくるし、人間だから寄り道もすれば落ち込むこともある。しかしアップダウンを繰り返しながら、徐々に右肩上がりになっていく人生のチャート図が見えてきた気がする。
だから頑張ってるあなたにも「楽天知命 故不憂」。きっと未来は大丈夫だから、生きていることを楽しんでいて欲しい。

コメント

  1. 風露草 より:

    先日は訪問頂きありがとうございました。
    「楽天知命 故不憂」… どんな問題でも時には自分の今を正す教えであり、この先の幸せな人生の扉として受け止めることですね。納得です。

    NHKの7日の夜8時からですね。
    yuri’sさんの作品を見せて頂きます。

  2. yuris22 より:

    風露草様

    教育TV(3チャンネル)ですが、作品という言葉には足りない力量の台本です。なんて言っちゃスタッフと出演者に失礼ですね。
    でもこの番組でリコーダーを練習した子供たちが、もう成人を超えてるのだと思うと感無量です。リクエストしてくれた彼らに感謝します。

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